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?IMOSAR及びMERSARマニュアルの見直し
?1979SAR条約の見直し
(10)作業計画
(11)1998年議長・副議長の選出
(12)その他の作業
(13)MSCへの報告

 

これらの議題については、原則として、プレナリにおける審議の後、GMDSSの運用に関するもの(主に議題3関係)はGMDSS・WG(WGA)において、SARに関するもの(主に議題9関係)はSAR・WG(WGB)において、機器に関するもの(主に議題4関係)はTECHNICAL・WG(WGC)において、各々検討され、検討結果がさらにプレナリにおいて審議された。

 

4 議事概要

(1) 議題の採択(議題1関連)
会議に先立ち、事務局海上安全部長ミトロポロス氏より挨拶があり、無線設備とSARの協調を目的とするCOMSAR小委員会の海上安全に果たす役割、今次会合における主要議題等についての紹介がなされた。

 

(2) 他のIMOの機関の決定(議題2関連)
事務局より、前回COMSARI以降開催されたMSC66、MSC67、DE39、FSI4、NAV42及びSTW28の審議結果に基づき、COMSAR関連事項の紹介があり、それぞれ関連する議題の下で検討することとなった。

 

(3) GMDSS(議題3関連)
3.1 GMDSSマスタープラン関連事項(議題3.1関連)各国のGMDSSに関する進捗状況等に関する寄与文書、COMSAR2/3/3(米)、COMSAR2/3/10(韓)、COMSAR 2/INF9(アイルランド)、COMSAR2/INF14(ノルウェー)がノートされた他、得段の審議は行われなかった。

 

3.2 SOLAS GMDSS規定の明確化(議題3.2関連)
? 位置情報の更新
前回COMSAR1において、DSCとインマルサットCには船舶の位置情報を自動的に供給する機能を要求することとし、それが困難な場合は4時間毎に位置情報を手動入力することが合意された。この合意に従って、米国より提案されたSOLAS第?革新18規則(位置情報の更新)及び第13.8規則の改正案が、WGCにおいて審議され、エディトリアルな修正を施した上で合意された。なお、この審議の際、改正案では適用対象を全ての双方向通信装置としており、現在この要件が適用されるのはDSCとインマルサットCのみであるが、将来類似の警報装置がGMDSSに追加された場合この規則の適用を受けることが確認された。
改正案はドラフティンググループ(DG)にて再度ドラフトされ(COMSAR2/WP.2)、プレナリーにおいてエディトリアルな修正を加え(COMSAR2/WP.2/Corr1)承認された。改正案は承認のためMSC68に送付されることとなったが、我が国より発効日について質問したところ、2002年であることが確認された。

 

 

 

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